買わないもの:ごみ袋(その後)
以前、「ごみ袋・レジ袋は買わない」という記事を書きましたが、その時点ではいつかは買うことになるのではと思っていました。
しかしそれから1年以上経ちますが、まだ買わないですんでいます。
私が住む地区は、専用のごみ袋は買う必要がなく、半透明の袋であれば何でもいいのでいろいろなものをごみ袋として活用することで、買うことなく過ごしています。
むしろ、ごみで出す袋よりも、自然と入ってくる袋が多く、増えていしまっているのではないかと思います。
私はパン屋さんでパンを買うことが好きなのですが、コロナの影響か陳列されている時点で袋に入れられているものありますし、入れられていなくてもレジで一つずつ違う袋に入れられてしまいます。「できるものはまとめて入れていいですよ」とできる限りお伝えはしてますが、ある店舗では「味が混ざってしまいますので当店では一つずつお入れしています」と答えられてしまったことがあり、閉口したことがあります。また、「できるだけまとめて」とお伝えしたら、とても立派な大きな袋に入れられてしまうこともありました。どうすればパン屋のごみを減らせるかはまだ試行錯誤中です。
また、最近スーパーマーケットではセルフレジも増えてきていますがセミセルフレジしかないスーパーもあり、そういうお店ではサービスなのか、お肉やお魚などを気が付いたら勝手に半透明のプラスチック袋に入れられてしまうこともあり、本当にやめてほしいです。それが丁寧なサービスだと勘違いされているのかと思いますが、何をどう袋に入れるかも自分で決められないなんて、と不満に思います。
きちんと分別をすると燃やすごみは生ごみとティッシュくらいしかでないので、食パンの袋やパン屋やレジで入れられてしまったプラスチック袋を活用してごみを出しています。
パン屋のパンの袋はとても小さい時があるのですが、それは缶や瓶(缶入りの飲み物は我が家では飲まないのでお料理で使うツナ缶やトマト缶などしかごみが出ません)、乾電池など個別に袋に入れて捨てなけれなばらないものに使っています。
我が家で一番体積が大きいごみは残念ながらプラスチックごみですが、例えばクリーニングに出した衣類を包んでいる袋を、ハンガーが出ていた部分を縛って袋状にし使ったりしています。
袋状のプラスチックをできる限りごみ袋として使うことで、今でもごみ袋を買わなくてよい状態となり、少しでもプラスチックごみを減らすよう努力しています。
買ったもの:ゴムベラ(スパチュラ)
キッチン用品としてゴムベラを2種類持っていますが、買ってよかったものの1つになっています。
1つは大きいものでお菓子作りなどお料理をする時に使うもの。もう一つはジャム等の瓶に使う小さいものです。
もちろん、お菓子作りでさっくり混ぜる時などにも普通に料理でも使いますが、例えば多めに作ったお料理をお鍋やフライパンから保存用の容器に移す時などにも使っています。
そうすると、少しトロっとしたソースやゴマなど小さいものもすべてきれいに保存容器に移すことができ、なおかつウエスなどを使って拭かなくてもきれいなので、そのまま固形石鹸のみできれいに汚れを落とすことができます。
さらに小さいゴムベラはジャムを容器からとる時にも使いますが、保存容器からお皿に小分けにする時にも、保存容器をきれいにすることができます。普通の大きさのゴムベラでは大きすぎる時も小さいゴムベラなら小回りが利くので便利です。
最後食べ終わったお皿も小さいゴムベラを使えばウエスの使用を減らすことができます。
いくらウエスがもう使わないボロボロになった洋服の切れ端でも、使えばごみになるので、少しでも使用を減らし、微々たるものですがフードロスを減らす意味でもすごく活用できるので、大活躍しています。
買わないもの:チューブ入りのショウガ・にんにく
私は自炊をすることも好きなのですが、チューブ入りのショウガ・にんにくは買いません。
もちろんその理由はプラスチックごみの削減です。買わなければ入っている箱とチューブのごみは出ないことになります。
料理で使いたい時はそのままのショウガやにんにくを買います。
ショウガはたまにしなしなにさせてしまうことがありますが(しなしなになってしまっていってもスライスして煮魚の臭み消しに無理やり使ったりしますが、意外に仕事してくれます)、結構日持ちがすますし、スライスで使いたい時、おろして使いたい時などいろいろな料理方法に対応できるので、チューブ入りのものがなくても全く困っていません。
チューブ入りを使っていたこともあるので、便利なのも分かりますが、なければないで問題ありません。
たまにスーパーで調味料売り場に行くと本当にいろいろな薬味がチューブで売られていて驚くのですが、そのままの野菜を買って自分でおろしたり刻んだりしてもそんなに手間ではありませんし、その時に必要な分だけ買うことで無駄になることもほぼありません。なのでこれからも買わない生活を続けていこうと思います。
使い切る:お茶のパック
私の自宅の近所のスーパー数件では緑茶、ほうじ茶などはルースティーとティーパックに入っているものと両方売っているのですが、なぜかその他のハーブティーや麦茶などはティーパックに入っているものしか売っていません。
ごみを少しでも減らしたいと考えている私としては、ルースティーを買いたいのですが、売っていないものは仕方がありません。
ですが、仕方がなくティーパックを買った場合は、最後の最後まで使い切ることで自分を納得させています。ティーパックを使い終わったら、ガスコンロを磨きます。あまり力を入れすぎると破けて茶葉が散らばってしまうので、気を付けながら拭いて行きます。もうそろそろあぶないかな、というところで掃除をやめてしまいます。これ一つで完璧に掃除しようとは思わずにこの習慣を続けていると、「いつもピカピカのガスコンロ」にはできませんが、「いつもこぎれいなガスコンロ」を保つことができるので、ずぼらな私でも続けられています。
最近ルースティーのルイボスティをネットで発見し、購入しました。ティーポットを使ってお茶を入れるのはほっとしたりすることもありますが、茶葉をきれいに捨てるのが少し面倒です。
ティーパックもいいところがあるので、あまりキリキリしすぎずに、いいところをとりいれつつ生活していこうと思います。
使い切る:チューブ入りのクリーム
ハンドクリームや歯磨き粉など、チューブに入ったものがいくつかあります。
エコな生活を目指すものとしては、チューブもプラスチックなので、できるだけ避けたいところですが、そうもいきません。
ですので、なるべくプラスチックの資源ごみとして出せるよう、中身はきれいに使い切るようにしています。
逆さまに置いたり、振ったりしても中身が出て来なくなったら、チューブの途中をハサミで切り、中身をぬぐいます。
チューブの出口近くの固くなっているところなどに結構中身が残っており、何回か使えることが多いです。
やっている時は少し貧乏くさいな、他人にはあまり見られたくないなと思うときもありますが、資源として使えるものを増やすためだ、という目的でやっています。やってみると意外と中身が残っていることが分かり、やらずにはいられなくなります。
使い切る:洋服
使い切るのが難しいものの一つが洋服だと思います。
洋服を使い切る、ということはもう着られなくなるまで着倒すということかと思いますが、そうなる前に流行が変更したり、ちょっとしたシミや毛玉が出来てしまったり、サイズが合わなくなったりして、まだ着られるけどあまり着る気にならないものがでてしまったりもします。
しかも、あまり着る気にならないけれどもまだ着られるので手放すこともできず、ずっとしまっておいたままになってしまうこともあります。
私は洋服を手放す時に以下の要領で手放しています。
1. まだきれいで十分に着られる洋服(でも私自身は着る気が起きないもの)
→リサイクルショップへ売りに行く
→古着として資源回収に出す
ブランドものの服を着ているわけではないので、はっきり言ってリサイクルショップへ売りに行ってもほとんどお金にはなりません。でもまだ着られるものをそのまま捨てるのはもったいないので、もしこの洋服がただ燃やされるのではない第二の人生があれば、という気持ちで持って行っています。
2. 少し色落ちしているなどリサイクルショップに持っては行けない洋服(でもまだ着ようと思えば着れるもの)
→これを着る場面を具体的に思い浮かべられるかを考え、思い浮かべられる場合は残す。思い浮かべられない場合は「ウエス」にする
例えば、ジムに通っていた際に着ていた七分丈のトレーニング用のパンツがありました。もうジムには通っておらず、また長年着ていたので少し毛玉ができていてリサイクルショップへ持って行くのも憚られます。ただ十分にまだ着られるものだったので手放すかどうか少し迷った結果、残すことにしました。それは、在宅勤務の際に着ることができると具体的に着る場面を思い浮かべられたからです。
在宅勤務の際はオフィスで働く時のようなかっちりとした格好をする必要がありませんが、寝ている時と同じ格好では仕事はする気は起きません。また、オンライン会議をすることもありますが、カメラをオンにしても上半身しか映りませんし、万が一下半身が写ってしまっても恥ずかしいものではありません。それにトレーニング用のパンツなのでストレッチがきいていて仕事をしていても心地よいです。
このように具体的に着る場面を思い浮かべられないものはウエスにします。
もし、具体的に着る場面を思い浮かべられなくても手放す勇気が出ないものは、一度着て外出してみます。ちょっと色落ちが気になる黒いパンツを手放すかどうか迷ったとき、一度近所のスーパーマーケットへの買い物に着て行ってみました。そうすると、案外太陽の光の下で見たら、色落ちが逆にいい感じに見えてこれからも外出するときに着ることにしました。
逆にまだ十分着られると思って着たワンピースですが、太陽の下で歩いていると、色落ち感や丈、二の腕の出具合など、気になるところが出てきて手放すことにしました。
迷ったものは誰も会わない予定の近所のまで一度着てみると、意外とあっさり決断できます。
3. もう着られない洋服
→ウエスにする
なかなかもう着られなくなるまで洋服を着ることはありませんが、私の場合、パジャマなど外で着ることがないものは、気が付いたらボロボロになっていることがあります。そのようなときは小さめに切ってウエスにしてキッチンに置いています。
使い終わったフライパンやお皿をウエスでふき取ると、固形石鹸でお皿を洗っても苦労なくきれいにすることができます。
その他もガスコンロの周りや電子レンジの中を拭いたりするときに使っています。
こうして洋服を手放していくと、洋服を選ぶのも慎重になり、また、必要な量を見極められるようになりました。シーズン中にたくさん着ることで適度なタイミングでくたびれてくれることで、あまり流行遅れになることもなく洋服をアップデートできるようになります。
まだまだ修行中ですが、必要なものが必要な量だけ入っているクローゼットを目指しています。
使い切る:野菜
買った野菜はできるだけ使い切るようにしています。
冷蔵庫の奥で腐らせないことはもちろん、最近は皮や芯もできるだけ食べるようにしています。
皮をむくのが当たり前と思い今まで何も考えずに皮をむいていた野菜も、そのままでもいいかも、と思いこの間レンコンと人参のきんぴらを作った際、両方皮をむかずに作ってみました。見た目も歯触りも違和感なく、他人に出したりお金をとったりする料理ではないことを考えると、十分だと思いました。
大根も皮は厚くむくのが当たり前と思っていましたが、大根餅を作った際、皮ごと大根おろしにしてみたところ、全く違和感はありませんでした。
また、ネットを検索するとたくさんの先輩たちがレシピを公開してくださっているので、むいた皮の活用などもしています。
そのようなことをしていると、生ごみの量がぐっと減ります。賃貸マンション暮らしでまだコンポストに手を出せないでいる私としては、とてもうれしいことでした。
ただ、皮ごといただく、皮も別の料理に活用することを考えると、やはり野菜が新鮮なものでないとやる気がでないことも分かりました。
この間も新鮮な大根を1本まるごと買いましたが、半分皮も含めて料理に使った後、持て余してしまいしばらく置いておいたところ、「皮も使いたい」という状態ではなくなっていました・・・。もちろん皮を厚くむいて中身はおいしくいただきましたが。
節約を考えるとなるべくお金を使う日を減らしたいため、まとめ買いをしようとしておりますが、新鮮さを保っているうちに使い切る生活とのバランスはまだまだ勉強中です。